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顔・首について

顔面神経麻痺:顔の動きが悪い

顔を動かす神経顔面神経において炎症による一時的な障害が起きることにより、顔が動かしにくくなる病気です。
原因は未だに完全には解明されていませんが、ウィルスが影響していると言われています。
顔面神経麻痺のうち水痘・帯状疱疹ウイルスによるものをハント症候群(Hunt 症候群と呼び、それ以外をベル麻痺(Bell 麻痺)と呼びます。
神経が炎症を起こしている状態ですので、なるべくその炎症を軽度にして神経のダメージを少なくしてあげる意味で気がついたらなるべく速やかに受診をしていただくことが大事です。

麻痺の程度が重症であったり、高齢者、糖尿病などの合併症がある場合などは治りが悪いこともあります。
通常は約 1 週間程度は症状が悪化し、その後月単位で改善してゆくことがほとんどです。
麻痺が強度の場合には入院での治療をお勧めする場合があります。

急性耳下腺炎:耳の下が腫れる発熱

両耳の下にある耳下腺という器官に何らかの原因で炎症が起こり、耳下腺が腫れ上がってしまう病気です。
原因は口の中から、ウィルスや細菌などが逆行性に耳下腺に感染を起こすことで症状が出現します。
唾石症によるもの、他の体の病気によるもの、原因不明のものなど様々であり、原因に応じた治療が必要になります。

流行性耳下腺炎(おたふく風邪):耳の下が腫れる 発熱

ムンプスウイルスというウイルスによる感染性の耳下腺炎です。
感染力が強いため、感染が疑われる時は学童の場合は登校の禁止、家庭ではタオルを分ける、お風呂は最後に入るなどの感染予防対策が必要になります。
この病気は稀にムンプス難聴と呼ばれる難治性の難聴や、髄膜炎を惹き起こすことが知られており、予め予防接種を行っておくことが勧められま す。

治療は炎症止めや熱冷ましなどの対症療法が中心となります。

化膿性リンパ節炎:首が腫れる 発熱

体にはリンパ節といって、体をばい菌から守り、免疫に関する成分を作る組織が点在しており、リンパ節内で感染が起こると大きく腫れ上がります。
耳や鼻、のどで感染を起こすと、その部位での炎症は首にあるリンパ節がよく関与するため、首のリンパ節は腫れやすくなります。
リンパ節が腫れること自体はよくあることですが、数週間以上腫れが続いたり、徐々に大きくなってくる場合は他の病気の可能性もあり、心配な場合は一度専門医で診てもらいましょう。

亜急性壊死性リンパ節炎(菊池病):首が腫れる 発熱 倦怠感

比較的若年の女性で両方の首の上側を中心に片側または両側の首に痛みを伴うシコリが多発します。
時に発熱を伴い、全身的にもだるさなどが出現します。原因はウイルス感染と考えられていますが不明な部分も多い病気です。
まずは他の疾患でないか見極めることが大切ですが、この病気が疑われた場合は炎症止めや、場合によってはステロイド剤を使用する こともあります。

頸部腫瘍:首が腫れる

首回りに出来るできものを言います。リンパ節の腫れ炎症性リンパ節腫脹、皮下のできもの(粉瘤、脂肪腫など)、唾液腺のできもの(耳下腺腫瘍・顎下腺腫瘍)や嚢胞性疾患(正中頚嚢胞、側頸嚢胞、リンパ管腫など)、甲状腺のできものなど多岐に渡ります。
診断は見ただけでその病気を判断出来るものから精密検査を必要とするものまで様々です。

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