メニュー

急性咽頭・扁桃炎とは?原因・症状・治療方法や受診の目安を解説

[2026.09.25]

のどの痛みは、風邪をひいたときにも起こりやすい身近な症状です。そのため、しばらく様子を見れば治ると考える方も少なくありません。しかし、のどの炎症にはさまざまな病気が関係しており、痛みの程度や発熱の有無によって必要な対応が異なります。

特に、急にのどが痛くなった場合には、咽頭や扁桃に炎症が起きている可能性があります。症状が強いと飲食が難しくなることもあるため、原因や特徴を知り、適切に対応することが大切です。

 

急性咽頭・扁桃炎とは?

 

急性咽頭炎とは、鼻や口の奥から食道につながる「咽頭」に炎症が起こる状態です。咽頭粘膜が赤く腫れることで、のどの痛みや違和感、飲み込む際の痛みなどが現れます。炎症が喉頭まで広がると、咳や痰、声のかすれが生じることもあります。

一方、急性扁桃炎は、のどの奥にある口蓋扁桃に炎症が起こる病気です。扁桃が赤く腫れたり、白い膿が付着したりする場合があります。咽頭炎と扁桃炎は炎症が起きる場所に違いがありますが、同時にみられることもあります。

 

急性咽頭・扁桃炎の原因

 

急性咽頭・扁桃炎の主な原因は、ウイルスや細菌による感染です。急性咽頭炎ではウイルスによるものが多く、風邪の症状として現れることもあります。細菌では、A群β溶血性レンサ球菌、いわゆる「溶連菌」が代表的な原因の1つです。

感染以外では、たばこの煙や刺激の強い飲食物、熱い食べ物などが咽頭の粘膜を刺激し、炎症につながることもあります。また、睡眠不足や疲労が続いて体調を崩している時期は感染しやすくなるため、日頃の体調も発症に関係します。

 

急性咽頭・扁桃炎の主な症状

 

主な症状は、のどの痛みや違和感、発熱、飲み込むときの痛みです。咽頭の炎症が広がると、咳や痰、声のかすれが出ることもあります。のどの炎症による刺激が影響し、耳の奥に痛みを感じる方もいます。

急性扁桃炎では扁桃の腫れが強くなり、食べ物や唾液を飲み込むときに強い痛みを感じやすくなります。高熱や全身のだるさを伴うこともあり、症状によっては水分さえ取りにくくなるため注意が必要です。

 

急性咽頭炎と急性扁桃炎の違い

 

急性咽頭炎は、咽頭の粘膜を中心に炎症が起こり、のど全体に赤みや痛みが出やすいのが特徴です。風邪と一緒に発症することも多く、鼻水や咳など、のど以外の症状がみられることもあります。

急性扁桃炎は、左右にある口蓋扁桃が主に腫れます。白い膿が付着することもありますが、見た目や症状だけでウイルス性か細菌性かを判断するのは難しい場合があります。耳鼻咽喉科で炎症の場所や腫れの程度を確認することが重要です。

 

急性咽頭・扁桃炎の検査と診断

 

診察では、症状が始まった時期や発熱、咳、飲食の状態などを確認します。そのうえで、咽頭や扁桃の赤み、腫れ、膿の付着などを観察し、必要に応じて首のリンパ節の腫れも確認します。

溶連菌感染が疑われる場合には、迅速抗原検査や培養検査を行うことがあります。症状や診察所見、検査結果を組み合わせながら原因を判断し、抗菌薬による治療が必要かどうかを見極めます。

 

急性咽頭・扁桃炎の治療方法

 

ウイルス感染が原因と考えられる場合には、十分な休養と水分補給を行い、必要に応じて解熱鎮痛薬などを使用します。のどの痛みが強く、食事や水分が十分に取れない場合には、点滴などの処置が必要になるケースもあります。

細菌感染が確認された場合には、抗菌薬による治療を行うことがあります。ただし、ウイルスには抗菌薬が効かないため、急性咽頭・扁桃炎だからといって必ず抗菌薬を使うわけではありません。原因に応じた治療を受けることが大切です。

 

急性咽頭・扁桃炎を放置するとどうなる?

 

急性扁桃炎が悪化すると、扁桃の周囲まで炎症が広がる扁桃周囲炎や、膿がたまる扁桃周囲膿瘍へ進行する場合があります。強いのどの痛みのほか、口が開きにくい、飲み込みにくい、声が変わるといった症状が現れることがあります。

また、強いのどの痛みの背景に急性喉頭蓋炎などが隠れているケースもあります。呼吸が苦しい、唾液を飲み込めない、短時間で症状が強くなっているといった場合は、そのまま様子を見ず、早めに医療機関を受診してください。

 

急性咽頭・扁桃炎で耳鼻咽喉科を受診する目安

 

のどの痛みが強い、高熱が続く、食事や水分が取りにくいといった場合は、耳鼻咽喉科への受診を検討しましょう。片側だけ強く痛む、口が開けにくい、首が腫れている、息がしづらいといった症状がある場合は、炎症が広がっている可能性があります。

急性扁桃炎を繰り返している方も、一度耳鼻咽喉科へ相談することをおすすめします。のどの痛みは身近な症状ですが、経過によって治療が必要になることもあります。いつもと違う痛みや強い症状が続く場合は、無理に我慢せず早めに受診しましょう。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME